あなたの自宅に家庭用の太陽光パネルの営業マンが来たことはありますか?
我が家には何度も訪問販売にきたことがあります。
玄関先でお断りをしたり、自宅に入ってもらいお話をしたこともあります。
そのたびに『太陽光パネルってほんとに必要なのか?』
という疑問が生まれます。
そしてあなたは太陽光パネルの取り付けやその営業マンにどんなイメージを持っていますか?
プラスのイメージだと、
・環境に優しい
・電気代が安くなる
・電気を売って儲かりそう
マイナスのイメージだと、
・設置したけど元がとれない
・屋根や建物に負荷がかかる
・なんか怪しい
こんなイメージがあるのではないでしょうか?
私は太陽光パネルの専門家ではないので
あなたと同じように持っているのはなんとなくのイメージだけです。
そんな状態で太陽光パネルの提案を
頭ごなしに断ったり、
逆によく分からないまま契約したりしないためにも
一度立ち止まってしっかりと考えてみることが大切だと思いこの記事を書いています。
私と同じように太陽光パネルの営業を受けて
私と同じように太陽光パネルってほんとに必要なの?
って思っているあなたはぜひ一つの考え方として参考にしてみてください。
結論:自分の価値観で判断すること
結論、自分の価値観で判断することですね。
太陽光パネルについて持っている情報や知識は限られているため
少ないけど自分が持っている情報や知識、そして自分の中の価値観をしっかりと整理して
判断することが大切です。
ちなみに私は2024年の時点では太陽光パネルの設置をしていません。
その判断に至った経緯や価値観を解説していきます。
太陽光パネルの営業を受けたときに気をつけたいこと
まず、あなたが太陽光パネルの営業を受けた時に気を付けていただきたいことがあります。
『その場で即決しないこと』
です。
営業マンの話を鵜呑みにして
「大丈夫そう」とか「得しそう」とか
あいまいなイメージのままで契約しないこと。
しっかりとした会社もあれば、
デメリットを隠していたり、価格が適正でないまま話を進める会社も中には存在します。
自分の価値観を整理したり、言われた金額やデータがほんとに適正なものか調べるのも大切だと思います。
メリットやデメリットという事実を確認する
太陽光パネルを設置するかどうか迷ったら設置するメリットとデメリットをそれぞれ考えて整理してみましょう。
太陽光パネルを設置する【メリット】
太陽光パネルを設置するメリットを上げてみます。
・電気代を節約することができる
・売電収入を得ることができる
・環境に優しい(二酸化炭素を排出しない)
・災害時(停電のとき)にも電気が使用できる
太陽光パネルを設置する【デメリット】
次に太陽光パネルを設置する際のデメリットを上げてみます。
・設置費用がかかる
・天候、季節などにより日照時間が変わるので発電量が変化する
・定期的にメンテナンスの手間と費用がかかる
・蓄電池がないと夜は発電できない(災害時も同様)
自分の考えを整理する
メリットとデメリットという事実を確認したところで、次は自分の考えを整理していきましょう。
①目的をはっきりさせる
②デメリットやリスクを考える
①目的はなに?
もし太陽光パネルを設置するとしたら、
なんのために太陽光パネルを設置するのかという目的
をはっきりとさせましょう。
人によって現在の状況や価値観が違うのでそれぞれいろんな目的があると思います。
・いまの電気代を安くしたい
・二酸化炭素の排出を少なくして環境に配慮した取り組みをしたい
・売電収入を得て資産にしたい
・災害時に停電しても自宅で安心して生活したい
太陽光パネルを紹介してくれた営業マンの話を全て鵜吞みのせず、自分自身が主体的に目的はなにか考えてみましょう。
②目的を満たすにはデメリットがある
物事は表裏一体とよくいいますから、
何かを得ようとすると必ずリスクやデメリットがつきものです。
そのリスクも考慮した上で自分の目的を手に入れたいのかどうかを天秤にかけて考えてみましょう。
たとえば目的が
電気代を安くしたい!
という人はたしかに太陽光パネルを設置するといま現在の【月々の電気代を安くする】という目的は達成できると思います。
しかし太陽光パネルを設置する費用がかかります。
月々の電気代は安くなりますが、
・パネル本体の費用や設置費用、それからメンテナンス費用がかかるのでトータルでみてどうなのか?
そしてよく10年~15年で金額の元がとれると言われていますが、
・15年後に同じ状況で現在の家に住んでいるのか?
などを考える必要があります。
もう一つ例をあげると、
災害時の停電の時のために対策をしておきたい!
という目的の人はたしかに太陽光パネルを設置すると自家発電になるので【災害時など停電の時は電気が使用できます】
しかし、太陽の光がない夜や悪天候の日などはもちろん発電することはできません。
もし天候も関係なく電気を使用したいのであれば、
蓄電池も導入して蓄電しておかなくてはならないのでそこでさらに費用がかかってきます。
そして災害のときは電気だけが使えなくなるわけではありません。
水道、ガスも止まることがあります。
つまり太陽光パネルを設置すると災害時に【電気】は使用できるかもしれませんが、
【水道やガス】も止まっていれば「普段の生活」というわけにはいきませんよね。
太陽光パネルが災害時に役立つのは確かですが、
導入すれば災害時も安心とは言い切れないというわけです。
以上のように太陽光パネルを設置することで得られる目的とその裏にあるデメリットも合わせて考える必要があるということです。
私が太陽光パネルを設置しなかった理由
ちなみに私の考え方ですが、
太陽光パネルを設置することで期待すること(目的)としては
・売電収入
です。
これは15年くらいで元がとれて、
15年過ぎるとパネル本体の料金を相殺できて、
あとは収入になっていく
という説明を受けたのですが、
15年後の状況(自分も世の中も)が分からないので
かなりギャンブルに近いかなと感じました。
日照時間の説明や、
発電能力などの説明も受けましたが、
あくまでも未来予測のようなものなのでかなりあいまいで不透明なものに対して
高いお金を投資するのは危険かなという判断でした。
そのほかにも災害時の停電のときの対策とも進められましたが、
我が家はオール電化ではないので水道やガスは別で考えなければならないし、
蓄電池も導入しないと日中だけ電気が使用できても
災害時にはあまり意味がないと感じ太陽光パネルの設置を見送りました。
以上のような理由から私自身は太陽光パネル設置しませんでした。
まとめ
太陽光パネルは本当に必要かどうかを判断するための考え方を紹介しました。
急に訪問販売にきた営業マンにオススメされますが、
その場で即決することはせずに
しっかりとメリットやデメリットなどの事実と
自分の価値観や目的をはっきりさせた上で
判断しましょう。
太陽光パネルは自然エネルギーで環境にも優しいものだとは思いますが、
導入するとなると安い買い物ではないので慎重に検討して
本当に必要だと思ったら設置するようにしましょう。
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