『人生は、捨て。』要約と感想~得るのではなく捨てるという考え方~

本の要約・感想

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今回ご紹介する本は、

『人生は、捨て。自由に生きるための47の秘訣』

です。

本書を読むと

自分の人生を好きなように生きていくために、

なにかを得るのではなく、

「捨てる」

ということの大切さ、

そして

「なにをどのように捨てるのか」

という捨てる技術を知ることができます。

◎こんな人にオススメ

・とりあえず部屋が散らかっている

・毎日忙しくてやりたいことができない

・理想の人生を送りたい

こんなあなたはぜひ本書を手に取って「捨てる」ことを学び、不要なモノやコトを「捨てて」みてください。

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『人生は、捨て。自由に生きるための47の秘訣』

タイトル:『人生は、捨て。自由に生きるための47の秘訣』

著者:川原卓己

出版社:徳間書店

【要約】モノ、コトを手放して余白を作る

著者の川原卓己さんの仕事はプロデューサーです。

あの片付けコンサルタントとして活躍する「こんまり」こと近藤麻理恵さんの夫であり、こんまりさんをプロデュースしてその片付けの技術を世界に広めた方です。

そんな川原卓己さんはもともと会社員として働いていましたが、こんまりさんと出会ってからキャリア、人脈、収入、夢、住む場所を全部捨ててこんまりさんのプロデュースに専念してきた結果、劇的に人生が変わったといいます。

本書では「捨てる」ことにフォーカスし自分が自由に生きるためのポイントが書かれています。

ここではその捨てるポイントを2つに絞ってお伝えしていきます。

・モノを捨てる

・自分を捨てる

①モノを捨てる

まずはモノを捨てることです。さすがこんまりさんの夫でありプロデューサー。

片付けることで、「自分の好きなもの」「幸せにしてくれるもの」に囲まれて生活することになりますね。

過去への執着と未来への不安を断ち切り、

物理的にも時間的にも、そして思考にも余白が生まれてすっきりと充実した人生を送ることができるようになります。

モノを捨てる順番は

衣類→本→書類→小物→思い出の品

この順番で捨てていくのがいいと書かれています。

そして捨てるコツをざっくりと説明すると、

一つずつ手に取って触れて、

直感でときめくものを残していく

というやり方です。

この「ときめく」か「ときめかない」かを実際に手に取って触れて感じることが大切ということです。

まずは自分の部屋の衣類をすべて出して一気に片付けに取り掛かってみましょう!

きっと自分がときめくものにだけ囲まれて部屋も思考もすっきりした状態になります。

②自分を捨てる

本書ではモノ以外にも人間関係やお金を捨てることが書かれていますが、最後に書かれているのが「自分」を捨てること。

本当に必要なものだけを残し、心や時間に余白をつくり、自由で充実した人生をつくるためには、

「自分を捨てる」

それが『究極の自分らしい状態』と著者はいいます。

自分を捨てていいの?って思いますが、仏教でいうまさに【無我】の境地です。

我が無い、自分がない状態が究極ということです。

もう少し詳しく説明すると、「自分ってこんな性格?」とか「自分ってまわりからどう思われてるんだろう?」とか気にするのではなく、

・没頭する

・夢中になる

・誰かのためにエネルギーを注ぐ

このように自分をまったく気にしない状態、自分に意識が向かないくらいなにかにのめり込んでいる状態が逆に自分らしくあるということです。

「自分とはなにかを考える時間」を「誰かのために役に立つ時間」に使ってみましょう。

自分を捨てた先に自分らしい人生が展開していくかもしれません。

【感想】無我夢中になる

・モノを捨てる

・余計な人付き合いを捨てる

・世間体や固定観念を捨てる

これらのことは理解できましたが、私の中で「自分を捨てる」という考え方はなかったのでひとつの気づきになりました。

今までの考え方は、いかに「自分にベクトルを向けるか」いかに「自分を大切にするか」だと思っていましたが本書で書かれていたのが、

「自分を捨てる」

つまり自分に気が向かないくらい夢中になるということです。

決して「自分を大切しない」という意味ではない。

没頭する。とか、夢中になる。という言葉で自分を捨てるということが理解できた気がします。

「無我夢中」ってまさにそういうことですよね。

自分が大切なのは変わりないけど、時々自分自身を斜め上から俯瞰してみたり、なにかに夢中になる状態を作る。

つまり「自分を忘れる」ってことなんだと解釈しました。

【行動】服を片付ける!

まずは衣類を片付けてみよう。

スタートしやすい実際の行動はこれですね。

これまでも定期的に衣類の整理はしていたつもりですが、着るか着ないか。で判断してました。

そして「着る」って思って残していたものが結局また1年間「着ない」っていう衣類があります。

だから直感でときめくか、ときめかないか。

実際に手に取って触れて感じて片付けしてしてみる価値はありそうです。

行動をしないとなにも現実は変わりませんから、まずは行動してみます!

【まとめ】

現代はインターネットやSNSがあるので情報が多すぎる。

世の中、だんだん便利になっているはずなのになぜか毎日忙しく感じて時間がない。

仕事、家事、子育てでいつも頭の中はぐるぐる。

自分も含めてこんな状況の人が多い印象です。

その中で、本書のテーマは「捨てること」

人生をもっと自由にするためには、

なにかを得ようとするのではなく、

モノを手放し、人間関係を手放し、世間の常識を手放し、自分を手放す。

そして自分の描いた理想に向かって夢中になって突っ走る。

そうすることでだんだんと人生が理想に向かって進んでいくのではないしょうか。

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