今回ご紹介するのは【静かな人の戦略書 騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法】です。
この本を読むと、
「なんだか生きにくい世の中だな」と感じている内向型の人はその特徴を最大限に生かしながら仕事をしていく方法が分かります。
◎こんな人におすすめ
・自分が内向型かどうか知りたい
・内向的な性格が原因で仕事がうまくいかない
・内向型、外向型関係なく、現在リーダーをしている人
実際、私自身も内向型なので本書には
「この気持ち分かる!」
と共感できる場面がたくさん書かれていました。
内向型な方にももちろん読んで欲しいんですが、
外向型の人や部下を持つリーダーの方にも【様々な性格の人がいる】ということを理解してほしいのでぜひ本書を手に取って読んでみてほしいです。
【静かな人の戦略書 騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法】
タイトル:【「静かな人」の戦略書 騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法】
著者:ジル・チャン 訳者:神崎朗子
出版社:ダイヤモンド社
【要約】静かな人の特徴や才能を理解し、それを生かす
著者のジル・チャンさんは台湾人の女性です。
口数が少なく、おとなしく、恥ずかしがり屋のいわゆる「内向型」な性格です。
そんなジル・チャンさんですが、国際機関で20か国以上にまたがるチームのマネージャーを務めていたり、多国籍企業で数多くの講演を行っていたりグローバルに、しかもリーダーシップを発揮して活躍している方です。
本書ではジル・チャンさんが今までの経験に基づいて、内向型な性格を最大限に生かしていく方法が具体的に説明されています。
・自分が内向型かどうかを知るテスト
・内向型と外向型ではそもそも脳の特徴が違う
・内向型は長期的な深い人間関係で信頼関係を構築することができる
・大人数のイベント、人前で話すときなどはプランや準備や努力が必要
・正反対の性格(外向型)の人と仕事をしてみる
・内向型はリーダーに向いている
【感想】まずは自分を理解することが大切
本書には自分が内向型か外向型か知るテストがあります。
私も実施してみてやはり内向型でした。
ですから、本書に書いてある著者の経験や出来事にほとんど共感できました。
・臨機応変なとっさの対応は苦手でストレスになる
・大人数の場では話しにくいが、一対一なら話しやすい
・電話は苦手、メール(文字)を好む
・職場での人柄と仲間内での人柄が少し違う
・プライベートも仕事も1人の時間が重要(ストレス解消、仕事がはかどる)
私自身、過去に内向的な性格で仕事を挫折した経験があるので痛いほどよく分かります。
そしてそんな同じような性格の方でも世界で活躍できているという事実を知り、安心感と希望が持てました。
まずは自分自身を理解することがとても大事だと感じました。
・自分の特徴
・自分の価値観
などなるべく様々な場面で具体的に自分自身を知ること。
それから初めて自分の特徴をどう生かしていくか考え、得意なところで努力と工夫を積み重ねていくことにより仕事をスムーズに進めることができるというわけです。
【行動】仕事や普段の生活の中で自分を客観的に見る
大切なのは行動です。これからどんな行動を実際にとっていくかまとめました。
◎自分の行動や気持ちを客観的にみてノートに書き出してみたり、携帯電話のメモにでも入力してみる。(仕事や生活の中で自分が様々な行動でどんなことがスムーズにできて、どんなことにイライラして、どんな価値感を大切にしているかを言語化してみる)
◎自己分析や内向型に関する本をもっと読んでみる
◎大人数の場より一対一で話す機会を作る
◎文字や文章で伝えることを多くしてみる
◎1日の中で1人の時間を作るように意識する
【まとめ】
○世の中は外向型に有利な面(評価されやすい)がある。
○内向型と外向型の人では脳の特徴がそもそも違う。
○内向型の特徴を理解して、それに合ったやり方で仕事進めたり人間関係を構築していく。
○内向型でも仕事で力を発揮することができるし、リーダーになることもできるし、人前に出て講演することもできる!
世の中の内向型な人にとっては正しい理解と努力で活躍できるということです。
自分が内向型で悩んでいるという方はぜひ本書を手に取ってみてください。
ゆっくり焦らず行動してどんな性格の人も自分らしく生きていきましょう!
コメント