今回ご紹介する本は【仙台育英 日本一からの招待 幸福度の高いチームづくり】です。
この本はただの高校野球のチーム紹介の本ではありません。
目標の持ち方や明確さ、物事の考え方、組織で大切なこと、チームでの育成や指導。
スポーツに関わる人、教育に関わる人だけでなく、
ビジネスや人生を生きていく上で大切なことが書かれていますので
会社員や子供を育てている親など幅広く読んで欲しい1冊です。
◎こんな人におすすめ
・組織やチームにおいて大切なことを知りたい
・こどもの教育、部下や後輩の指導に迷っている
・人生で上手くいかなくて落ち込んでいる
気になる方はぜひ一度本書を手に取って読んでみてください。
【仙台育英 日本一からの招待 幸福度の高いチームづくり】
タイトル:【仙台育英 日本一からの招待 幸福度の高いチームづくり 】
著者:須江航
出版社:株式会社カンゼン
【要約】日本一という目標に招かれるほどに本質を追求する
著者の須江航さんは仙台育英学園高校の教諭であり硬式野球部の監督です。
2018年に監督に就任し、2022年に東北勢で初の夏の甲子園優勝、翌年2023年には甲子園で準優勝という実績を残している監督さんです。
高校野球の108年という歴史でこれまで達成できなかった東北勢の甲子園優勝。
本書には【日本一】になるまでの取り組みが書かれています。
『日本一からの招待』
というスローガンを掲げ、日本一になるには目標に招かれるほどに心技体すべての本質を追求し、優勝するチームにふさわしい在り方でなければならないという考えです。
・目標と目的の違いを認識する
・「人生は敗者復活戦」人生は勝ち続けることもないし負け続けることもない
・生徒を指導するのではなく相談役になることで一緒に方向性を考える
・メンバーの役割を明確にし能力を数値化する
・組織(チーム)に文化をつくり行動やマインドを浸透させる
・1年ごとに違うスローガンを掲げ目指すべきチームの姿や取り組みを伝える
【感想】須江監督の言葉が心に残る
須江監督と言えば「青春は密」という言葉が有名ですが、
私が一番心に残ったのは「人生は敗者復活戦」という言葉です。
スポーツなどの勝負事は特にそうですが人生においても勝ち続けることもなければ負け続けることもない。
この言葉で私はなにか上手くいかないことがあっても自分に対して「人生は敗者復活戦だ」といい聞かせるようになりました。
仕事や生きていく上でも負けたとき、結果が出なかったとき、上手くいかなかったときは必ずあると思います。
しかし結果が出なかったとしても
これからどうしていくかが重要で、とても前向きに「負け」という現実を捉えられるようになったと感じます。
・結果が出なかったときには「いい経験をした」という捉え方をする
・なにが足りなかったのか、どうすれば勝ちにつがなるのかを考え行動していく
・目の前の出来事だけに捉われるのではなく、人生として考えること
こうしてその経験を学びに変えるのです。
私にとって「人生は敗者復活戦」という言葉が生きていく上で、【諦めずに前に進んでいくという原動力】となっています。
【まとめ】
【仙台育英 日本一からの招待】をご紹介しました。
目標の明確さ、
物事の考え方、
データという事実に基づいた指導やメンバー選び、
チーム内の文化の浸透など、
高校の部活なのですがなにか社会人にも当てはまるような部分がたくさんあった本でした。
私自身もこれらのことを仕事や人生に活かしていきたいし、
あとは須江監督の言葉や仙台育英野球部の今後にもさらに注目していきたいと感じました。
スポーツをしているだけでなく、ほんとにいろいろな立場の人にオススメの1冊です!
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